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2006年12月20日 (水)

人は自己防衛の手段として、「諦める」という選択肢を持っていると思う。

他人との衝突における主な原因は考え方の違いであり、どちらかが譲らなければ、衝突が収束することは無い。

「譲る」ことは「諦める」ことだ。決して相手の意見を認める事と同義ではない。

相手の考えを打ち砕く強い意志と裏付けがあったとしても、その衝突に意味を見出せなければ、僕は諦める。

それは傍から見れば敗北に写る。

くだらない衝突に、まるで勝利したかのような口ぶりで物を言う相手を見ると、確かに敗北感に似た何かが湧き上がることもある。

しかし、たとえ相手を打ち砕いたとしても、相手もまた僕が諦めた時と同じように僕を見るだろう。

つまり、衝突を諦めた時に僕が相手に抱いた感情を、相手もまた抱くのだ。

だったら僕のみがその感情を持って生きていけば良い。

それが少しでも慰みになるのなら、「諦める」ことは「敗北」することではない。

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2006年12月19日 (火)

正当化という防衛

ボーナスが支給されて10日が経った。

物欲の赴くままに買ってしまった、僕の思ひ出の机の半分を占領しているプリンターも見慣れてきた。

エプソンの複合プリンターPM-A970という物。かなりの機能を持っているらしいが、その真価を発揮することは、恐らく無い。

なぜ人には所有欲があるのだろう。

人の欲と言えば「食欲」「性欲」「睡眠欲」が3大欲求であり、その中に「物欲」は存在しない。

物欲を抑制し、他人との格差を無くすべく努めたのが社会主義であるが、結果は見ての通り。社会主義は国際的な地位を確立できていない。

世界の主流は、物が支配する資本主義だ。

つまりは、世界の多くが物欲によって動かされていることを意味する。

例えば、「雑誌に載ってた有名料理店に行く」という行為の根底には、その食べ物が食べたいという食欲だけではなく、「対価を支払って価値を買う」という普段の買い物と同様の行為だ。

つまりは、僕がプリンターを買った行為と一緒だ。その原動力は物欲以外の何者でもない。

と、いうことは、本来物欲は、3大欲求と同位の欲求と見なすことができるのではないか。

それは、僕の買い物癖が、寝る・食べるという行為と等しく人間にとって必要であると証明された事に他ならない。

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2006年12月18日 (月)

ほの暗い闇の中で

朝の目覚めは、口の中いっぱいに広がった血の味からだった。

今日は出張。新幹線やローカル特急を乗り継いで4時間電車に揺られてきた。

駅を出、街に降りるとそこは何度も訪れた見慣れた風景。

しかし今日の景色は何かが違う。

以前はあんなに綺麗だった彼方の山も、冷たい空気を含んだ冬の空も、全てが重く、暗く見える。

一緒に歩く人が違うだけで、こんなにも見える景色が違うのかとショックは隠せない。

それは、自分の精神状態が、常に他人に依存していることの証明に他ならない。

しかし、それは恐らく誰にでも少なからず当てはまる事だと思う。

例えるなら、同じ土地をある時はデートで、ある時は仕事で訪れると感じ方は大きく違う。

土地が何も変わっていないのなら、変わっているのは人間の方だ。

人間の勝手な解釈により、その土地の良し悪しが決定してしまうのだ。

今回出張した先は、僕の故郷に負けず劣らずの田舎だが、僕はそこを嫌いになりたくはない。

だから、新しい土地へ赴く時は常に平常心でいたい。

それができないのならば、相棒はしっかりと選ばなければならない。

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2006年12月17日 (日)

F11

16日はH-ⅡAロケット11号機の打ち上げ予定日だった。

天候不順により、残念ながら18日に延期になってしまいましたが、今回の打ち上げはおそらく、H-ⅡA打ち上げ史上、初号機に次ぐビッグイベントになるだろう。

できれば行きたい。是非行きたい。むしろ行かせてくれ!!

H-ⅡAは第1段エンジン「LE-7A」と第2段エンジン「LE-5B」を軸としながら、固体ロケットブースター「SRB-A」が2本というのが基本構造だ。

そして、打ち上げるペイロードの重量により「SSB」という補助ブースターを1~4本追加し対応していた。

しかし今回の11号機はSRB-Aを4本搭載した「H-ⅡA204型」という新しいタイプが打ち上がるのだ。

無論、過去日本が打ち上げたどのロケットよりも高い比推力を誇る。

これこそが、H-ⅡAの特徴である、ブースターの追加による打ち上げt数の適正化なのだ。

このブースター選択により、ペイロードが軽い、或いは低軌道への打ち上げ時には低コストで、逆に重いペイロードの打ち上げ時にはブースターを任意に追加し比推力を上げることができる。

つまりは、「荷物によって柔軟にパワーを設定できるロケット」なのだ。

その中でも、現在最高の204型は、H-ⅡAによる有人宇宙飛行を可能にする第1歩とも取れる。

最終的には、LE-7Aエンジン2基をひとくくりにした液体ブースターを両脇に抱く「222型」が目標だが、これが必要となるのはISS完成後、補給物資運搬を日本が担当するようになってからだ。

現在では「H-ⅡB」と呼称される222型だが、元々は国産無人スペースシャトル計画「HOPE」のために用意された型式だった。

しかし、HOPE計画は凍結、現在ではISSへ物資を輸送する無人貨物船「HTV」打ち上げ用として期待されている。

しかし、打ち上げ能力的にはスペースシャトルやロシアの貨物ロケット「プロトン」に匹敵する能力を誇り、これこそが、日本有人宇宙飛行計画の要となるべきロケットとなる。

つまりは、今回の11号機はH-ⅡAが今後発展していくために避けては通れない道であり、ロケッティアとしては、是が非でも見学するべきロケットなのだが、私は急遽出張となり絶望の淵に立っている・・・

誰か代わりに見てきてください!

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