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2007年7月13日 (金)

ロビィ

少し前の話になるが、7月5日に経済産業省より、
「次世代ロボット安全性確保ガイドライン」
の案が発表された。
http://www.meti.go.jp/press/20070405002/jisedairobo-guideline.pdf

ロボットに関する規定と言って、誰もが真っ先に思い浮かぶのは、
アイザック・アシモフの小説『われはロボット』の冒頭に登場する、
「ロボット工学の三原則」だろう。簡単に記載するのなら、

第1条:ロボットは人間に危害を加えてはならず、また危険を看過することにより危害を
     及ぼしてもいけない
第2条:ロボットは第1条に反することが無い限り、人間の命令に従わなければならない
第3条:ロボットは上記2条に反することが無い限り、自分を守らなければならない

となっている。
これを見た人は誰もが、この原則こそ現実にロボットを創るうえでの基礎となると
考えるだろう。
確かに、ロボット工学三原則は小説の根底を成すものであり、
物語は三原則を軸として進行する。

しかし、これはあくまで小説の中での原則だ。
現実社会、とりわけ21世紀の現代において、
この三原則の適用は無意味と言わざるを得ない。
なぜならば、たとえ最新鋭のロボットであっても、
この原則に適用されることは無いからだ。
小説に登場するロボットはその全てが、自らの意志で行動する能力を持っている。
現代においては、ロボットが自我を持ったことはないし、決断をすることもない。
全ては製作者である人間の意思によって創られたパターンを、
選択しているにすぎない。

それらは小説の中に登場するロボットとは全く異なり、
現状は人間の道具に他ならないのである。
実際に、安全性確保ガイドラインは、製作者、及び使用者のリスク管理について
書かれている。
これが現代のロボットが道具であることの証拠なのだ。
だから、三原則が適用されるためには、自我を持ったロボットの登場を待たねばならず、
それは近い未来とは言いがたいほど先のこととなるだろう。

しかし、僕はこの『われはロボット』に登場するロボット達が好きだ。
人間の作った原則によってジレンマとなるロボット達。
そこに見えるのは、ロボットの不完全さではなく、
それを創り、また管理する人間の不完全さに他ならない。
ロボットが悩み、奇怪な行動に出た時、それは人間への警告にも写る。

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2007年7月11日 (水)

極秘ミッション

難易度☆☆☆☆☆

居眠りしている上司の机からそっと印鑑を取り出し、書類に承認印を押せ!

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2007年7月 9日 (月)

相手を意図的に傷付けようとして言葉を放つことは、人生の中でも少ない事だと思う。

大抵は、何気ない一言が、結果として相手を傷つけてしまうに過ぎない。
無論、それ自体が良くはないわけだが、後から取り繕うことも不可能ではない。
相手が傷付いた分だけ、言った本人も傷付くからだ。

しかし意図的に放たれた言葉は、まさに暴力と言える代物だ。
人生の中で、そんな暴力を使う機会は多くないと思うが、
人は腕力以外に、他人を殺す力を持っている。
僕たちは、その力を自覚しつつ、他人を殺さないように、
他人に殺されないように、生きていかなければならない。

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