« 2007年10月21日 - 2007年10月27日 | トップページ | 2007年11月4日 - 2007年11月10日 »

2007年10月31日 (水)

日本が進むべき宇宙開発

「自衛隊がガンダムを開発?」の話をしようと思ったが、
てん☆しんさんに先を越されていたため、私は別の分野で行きます。

先の「ガンダム」と同じ「防衛支援シンポジウム2007」において公開されている
資料はなかなか興味深いものがある。
http://www.mod.go.jp/trdi/infomation/happyou/main.htm

この中で、僕が最も気になったのは
<陸上装備P2>内にある資料
「月探査ペネトレータの開発(耐G性を有する電装品の開発)」というものだ。
概要としては、月探査機用のペネトレータを開発することにより、
電子部品の耐衝撃、及び省電力の技術を得、将来の新規弾薬開発に生かす、
という事らしい。

ペネトレータとは意味のそままだが、探査対象の天体に弾丸のように打ち込み、
その内部を直接探査する機械を指す。
まさにpenetrate。
実際には実用化された話は聞かないが、今後の宇宙探査がより容易になることは間違いない。

また、この研究資料の目的「耐衝撃と省電力」はかつて日本が月探査機「かぐや」以前に
計画していた「LUNAR-A」計画そのまんまである。

しかし、これには大きな問題があるような気がする。
日本は宇宙開発において、まず何をおいても「平和利用」を前提としている。
これは宇宙開発事業団法第1条や、国際条約の一種である宇宙法(ここでは宇宙条約)にも
謳われている事項だ。
※宇宙法の場合は「平和利用」ではなく「軍事的使用の禁止」ではあるが・・・

つまり、日本は基本方針として平和利用を掲げておきながら、
堂々と得たデータを軍事目的に転用することをこのシンポジウムで宣言しているのである。
確かに、数年前に平和利用原則の方向転換があり、偵察目的の軍事衛星を
運用するようにもなった。
だが、今回のこれは、かつて頓挫した探査計画の目的の一部をそのまま流用するという
劣悪極まりない内容であり、軍事目的にデータを得ることをはっきりと明言していることから、
明らかに日本の宇宙開発の意志から逸脱している。

この資料の出展はIHIエアロスペースとなっている。
IHIエアロと言えば、旧日産のロケット研究所だ。
ここは日本初のロケット「ペンシルロケット」を作った所であり、
同時に国産ミサイルの製造元でもあった。
つまり、今回のペネトレータ開発は、まさに「宇宙開発の光と影」を表した事象であり、
開発者はこの呪縛から逃れるため、多大なる苦労をしてきたにも関わらず、
それを水泡に帰する危険を孕んだ内容なのだ。

日本は世界でも唯一、ミサイルを祖先としないロケットを運用する国だった。
その姿勢を、これからも忘れないでいて欲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月29日 (月)

なぜか明日は休みの日だ。
こんな平日ド真ん中に休日出勤の代休を取らねばならないのは、
嬉しいような寂しいような、複雑な気持ちだ。
しかし、「代休取れるだけマシ」という言葉が各方面から聞こえてくるのは
確実なので、ここは貴重な平日の休日を楽しもう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年10月21日 - 2007年10月27日 | トップページ | 2007年11月4日 - 2007年11月10日 »