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2009年3月15日 (日)

泥沼 のち 真白

人間誰にでも、己が支配できる勢力を己自身の中にふたつ持っている。
「精神」と「身体」がそれだ。
しかしながら、これら己の中の二大勢力は、時に支配者であるはずの自身の意志とは関係の無い闘争に陥ることがある。

精神は身体を「睡魔」という武器により陥落せしめようとし、
身体はそれを「腹痛」という盾を用い防いでいた。

この闘いに支配者である自身が関与する余地は全く無く、双方の闘いは、一晩続いた。
それは永遠にも思える時間であり、この二大勢力はもちろんのこと、この勢力を主要な構成物とする自分自身もまた、
衰弱していった。

だが、最終的に幕引きは、思わぬ介入によってもたらされた。

双方の闘いが小康状態となった早朝、歯を磨くべく洗面台に向かい、歯ブラシを口にした自身は、
歯ブラシに付いているものが歯磨き粉ではなく、隣に置いてあったシャンプーであったことに、
その味を感じて初めて知った。

その瞬間、精神と身体の闘いは、支配者自身の崩壊という形でようやく終結を迎えたのだった。

まさに「死して屍、拾う者無し」
洗面台に突っ伏す刹那、そんな言葉が頭に浮かんだ。

そんな週末、そんな誕生日。

おめでとう僕。おめでとう僕の精神と身体。

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