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2009年6月 9日 (火)

マニアは不況に勝利するのか

街角景気の判断指数が5か月連続で上昇しているらしい。
昨年に発生した「100年に一度の大不況」も底付き感が出てきたと喜ぶ人も居るだろう。
僕からすると、それは一体どこの街角なのか問い正したい気分でいっぱいなのだが、
それは今回の話とは関係が無いので黙殺することにする。

大不況と言っても、全ての産業が不況に陥るわけではない。
逆に不況になると業績を伸ばす市場も存在するのだ。
代表的なものとしては「ふりかけ産業」と「カルチャースクール業界」が挙げられる。
ふりかけ業界は、夕飯のおかずを一品減らしてご飯にふりかけをかけるという、
各ご家庭の消費削減策の恩恵に与っている。
カルチャースクールは、不況で残業が無くなった世のサラリーマン諸氏が
空いた時間を有効に活用すべく詰めかけているらしい。

かく言う僕も、実はカルチャースクールに通おうかと思っていた。
無論、世間のブームに乗ったわけではなく、転勤後、しばらくして落ち着いたら
実行しようとかねてから考えていたのだ。
ちなみに、かつて職場の女性同僚に、
「女性の知り合いを作るためにカルチャースクールに通うのは妙案かどうか」
と聞いたところ、「それは浅はかな男のすることよ」と一蹴されたことがあるので、
今回はそういった意図は無い。

僕が通おうと思っていたのはギタースクールで、引っ越しの際、ギターも
実家から持ってきていた。
せっかく何度かライブに出ておきながら、
終わるとスッパリ忘れてしまうこの飽き性をなんとかしたかったのだ。
ギタースクールなんてものは結構メジャーな部類に入るらしく、
検索をかけると近所でもいくつか引っ掛かる。
これは値段や条件をいろいろ選べて良いなぁ、などと考えていたのだが、
通えそうな場所を片っ端から当たってみても、どこも満員。

恐るべし、不況とブーム。
結局は「ギターは習うものじゃない、慣れるものだ」という同僚の言葉によって
半ば強制的に己の心を納得させ、僕の試みは終了した。

だが、スクールを探していた時に店員さんから気になったことを言われた。
「特に20~30代の男性の方が多いですよ」
ちなみに僕らの世代は、子供の頃から趣味の多様化が進んでいるため、
何かひとつの事が爆発的なブームになることは少なかった。
だから残業が無くなってすることが無いからと言って、ギタースクールに
この世代が集中して押し寄せるというのは不可解である。

もしかして、あれか?
ごく狭い、とある世間ではフェンダージャパンの
ジャズベース62年型が売れまくっているらしい。
しかも左利き用。

それと関連してスクールも流行っているのか?
ちなみにエレキベースのスクールは流行っていないらしいので、
勢いで購入してしまった人々は、インテリア以外の用途が無いだろう。

恐るべし、不況とマニアの行動力。

ちなみに、バンド活動に精を出している会社同僚に件の映像作品を見せてみたところ、
「これを見てバンド活動を始めようと思う要素が見当たらない。
 だって楽器弾いてないじゃない」
というコメントを頂いた。

ごもっとも、である。

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