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2009年2月14日 (土)

川口上陸作戦 Day1.5 (映画レビュー)

昨日の夜、ホテルに居ても暇なため、映画を見に行っていた。

駅から歩いて10分ほどの所にシネコンがある。アパートからでも20分弱だろう。
今後の生活において、素晴らしいことこの上無い。

今回見た映画は『ヘブンズ・ドア』

97年に公開された『ノッキン・オン・ヘブンズドア』の日本版リメイク作品だ。
日本版の主演は、TOKIOの長瀬ナントカって人と、福田麻由子という若い女の子だ。
監督はマイケル・アリアス。どっかで聞いた名前だと思っていたら、
アニメ映画の監督だった。
実写映画は初監督ということで、非常に地雷臭が漂っていた。

そもそも、なぜにこの映画を見たかと言えば、
もちろんオリジナルの『ノッキン・オン・ヘブンズドア』が好きだからだ。
かつて「ポスト・ニュー・ジャーマンシネマ」と呼ばれたドイツ映画の一連のムーブメントがあった。
その中で最も中核を成す映画がこの『ノッキン・オン・ヘブンズドア』だった。
死期の迫ったふたりの男が、テキーラの酔いに任せて、未だ見ぬ海を見るために病院を抜け出す。
大雑把に書いてしまえばこんな物語だが、その中身は、どこまでもコメディタッチの軽いノリでありながら、ヴェンダースが描くようなロードムービーの匂いを醸し出す。

そんな、この映画が大好きだからこそ、『ヘブンズ・ドア』を見てみたくなるのは当然というもの。
キャスティングや宣伝っぷりを見ると、鑑賞者層は僕らのようなドイツ版ファンとはずれているような気がするが、
そんな事お構いなしで行って来た。
あとは地元がロケ地だったというのもあるけど・・・

見終わった直後の全体的な感想としては、
「ドイツ版を凌駕することはないが、全体的には良く出来ている」
僕としては、可でもなければ不可でもない、といったところだ。
部分部分で、非常に惹きこまれるカットと、意図不明なカットが混じり合っていて、激しく混乱した。
完璧は求めないが、白い紙の上に乗った1点のシミは、それだけで紙全体を台無しにしてしまう。
そんな危ういバランスの上に立つ映画だった。
ただ、主演の長瀬ナントカの演技が良かったことと、
この映画の要である“海”が狙って撮ったような「綺麗な海」ではなく、僕ら日本人が普段目にしているような、
何の変哲も無い海であったことに、僕は安堵している。

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川口上陸作戦 Day2

今日の朝ホテルを出て、とうとうアパートに入る。
部屋の中心にうず高く積まれた荷物を見て、これが本当に片付くのだろうかと、少し不安になるものの、
先にパイプハンガーやTVラックを組み立てていく。
そして手際良く開梱し、服や下着を片付ける、と思いきや、
衣類の箱の中からなぜかカップ麺が発見される。
それも1個や2個ではない。
ダンボール3箱分はある。
お母様、なんで荷物が多いのか、今になってようやく分かりましたよ・・・
カップ麺は非常に有り難いが、できたら鍋も入れて欲しかったよ、お湯、沸かないよ・・・

まぁ、これら消耗品は必然的に減っていくので、そのままダンボールに放置し、
僕のレイアウト構想の要である、ロフトベッドの組み立てに取り掛かる。
さすがにコイツは一人では組み立てられないので、K部長に手伝って頂いた。
軍手や工具持参で参上した部長は、非常に手際良く困難に立ち向かってくださった。
組み立て途中に注文していたTVが届いてしまい、運び入れるために
一旦分解しなければならないというハプニングがあったことにはあったが、
おおむね順調に本日の作業は完了したと言える。
生活に重要なお店とかも教えて頂けたし。

だがもちろん、問題が無いというわけではない。
まずTV台。
今回の転勤に併せ、TVを奮発して37型液晶を購入したのだが、
当然、今まで使用していた14型ブラウン管を支えていた台では心もとない。
そのため、TV台も新調していたのだが、耐荷重のみを気にして購入したため、
明らかに台が小さく、非常に不安定になってしまった。
セッティングに来た業者の人が、
「これ、このまま使い続けるおつもりですか?」
と聞いてきたくらいだ。
これは早急に対策する必要がある。このまま倒れたりすることがあれば、
泣きながら立ち竦む男がひとり、出来上がるだけだ。

他にも足りない物がたくさん出てきたので、日曜日を使って揃えていこうと思っている。
おそらく皆は、僕が机を組み立てた途端、RCをいじり出したり、
時間が余った途端、アキバ巡りに出掛けたり、
そういう行動を予想していたと思う。
だが、残念なことに今回ばかりは基盤を固めた上で行動を起こすことに決めている。

約4年ぶりのアパート暮らし。
学生時代とは状況が違うことを認識しつつ、
まずは楽しんで部屋作りを進めていこうと思う。

P.S.
重兵衛殿
キーボード、叩き付けたら治りました。
なんてツンデレマシンなんだ!

akogareさん
出立直前に貰ったCD聞いてます。
僕を泣かす気か!!

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2009年2月13日 (金)

川口上陸作戦 Day1

持って行く荷物の選択から梱包、引っ越しのトラックの送り出しを経て、
ようやく宿舎に荷物が到着した。

出発の時もそうだが、まだ何も無い部屋を初めて見た時、
これと言った特別な気持ちが、沸き起こることは無かった。
それよりも、明日から始まる新しい暮らしと仕事に対し、嵐の前の静けさに通じるものを感じる。

その静けさの原因は、今日ホテルに泊っていることも原因のひとつだろう。
やはり未だ、この街の住人という雰囲気ではない。
ホテルに泊っている間は、未だ余所者なのだ。

だが、幸いにも、仕事始めまでは土日2日間の猶予がある。
この2日間は、部屋のレイアウトに身を投じる日になる。
それが、ここでの僕の戦いの始まりの狼煙だ。

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2009年2月 8日 (日)

あの丘を征せ

予告通り、決行致しました。
「飯田線と徒競走」

僕は電車マニアではないので、そこへ至るまでの行程は割愛するが、
今回の目的は飯田線下山村駅と伊那上郷駅。
これらふたつの駅の間には
下山村→鼎→切石→飯田→桜町→伊那上郷 と4つの駅があり、
沿線は大きくカーブを描いている。
前日までに地図とにらめっこし、走る道順のシミュレートもしてきたつもりであったが、
目的地が近づくにつれて、緊張の度合いは増してくる。
いつか感じた、水泳の試合前に似ている。
下山村到着を告げるアナウンスが聞こえる。
服のポケットから無駄な物は全て出し、地図と携帯のみを持ち、
残りは同行のakogareさんに託す。

今日の僕の格好は、なぜだかスーツ。
akogareさんも開口一番「なんでスーツ?」と聞いたくらいだ。
理由は、僕にも分からない。
が、スーツ姿の男が全力疾走する姿は、おそらく格好良いのではないだろうか、
そう考えたからかもしれない。
もしくは、トラックスーツにするか迷っているうちに、「スーツ」の単語だけが頭に残ったためかもしれない。
何にせよ、運動する格好で無いことは確かだ。

電車がゆっくりと駅に進入する。
僕は扉の前に立ち、開くのを待つ。
電車が停まり、到着したことを放送する。
車掌に切符を渡し、扉を手で勢い良く開け放つ。
他の乗客の間をすり抜けて、後ろを振り返ることもなく、一目散に走りだした。

とここまでは格好良かったのだが、
日頃の運動不足がたたり、開始5分の時点でかなりバテていた。
昨日書いた通り、下山村駅と伊那上郷駅は直線距離で約2km。
電車が到着するまでの時間は今回は16分。
普通に走れば余裕の距離だが、このふたつの駅には高低差が70mもある。
しかも、道が一直線とはいかず、何度か道を曲がらなければならない。
日常的にマラソンとかしている人ならどうって事なさそうだが、僕は違う。
ただの運動不足な喫煙者だ。

結果的には、何度か諦めつつも電車到着30秒前に駅に到着し、今回の企画は成功裏に終わった。
だけれど、本当のところは、成功するかしないかはどうだって良かった。
「やってみる」その行動にのみ価値があった。
ただ、こんなバカな企画に参加してくれたakogareさんに感謝したい。
akogareさんは、
「さっき降りた人がまた同じ電車に乗ってくる感覚は不思議」と言っていたが、今回、それを僕が味わうことは出来なかった。
なので、次はakogareさんに挑戦して頂こうとひそかに思っている。

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